4.21.1.26 で Iray が対応した Ghost Light(見えない光源) の解説。
概要
daz studio 4.16.1.6 で暫定的に対応していた Ghost light たが、今回正式に Iray が対応したようである(まぁ予断は許さないが)。
それに Daz Studio でも対応し、Daz Studio でも使えるようになったらしい。
正式ドキュメントはこちら
問題ないようなら、デフォルトリソースの更新が行われるようである。
使われるスクリプトは上記ページにアップロードされている。フォーラムの都合上ファイル名は変えないとよくわからなくなるので、1つ1つダウンロードしてリネームしよう。
使い方
オブジェクト・ライト
オブジェクトは Emissive ( Shader Presets / Iray / DAZ Uber / ) を適用し、オブジェクト・ライトとして正常に機能しているものとする(後から適用でも問題はない)。
今回はこのシーンでテストを行う。
- 奥の球
Car Paint – Cranberry - 手前の球
Fabric – Velvet – Red - 床
!Iray Uber Base - 背景
Back Drop で黒を設定
Viewport pane または Scene pane で Ghost Light 化したいオブジェクトを選択。
Surfaces pane でオブジェクト・ライトの surface を選択。
- “Refraction Index” を1に設定。
- “Refraction Weight” を1に設定。
ダウンロードした “Add Iray Visible to Primary Rays Property” script を適用(”Display/Rendering/Iray” の下に “Iray Visible to Primary Rays” ができる)。
“Iray Visible to Primary Rays” を Off にする。
ダウンロードしてきた “Add Iray Ghost Light Factor Property” script を適用(同様に “Display/Rendering/Iray” の下にできる)。
“Iray Ghost Light Factor” を1よりも大きく設定する。
(デフォルト値が1)
ライトが消えた。
ちなみに “Iray Ghost Light Factor” を0に設定した場合(推奨されない値)と2、5、10 に設定したものを上げておく。
通常のライト
こちらがテストシーン。スポットライトを使用した。設定は以下の通り。それ以外はオブジェクトライトのテストと同じ。
- Intensity
200 - Spread Angle
100 - Luminous Flux (Lumen)
50000
Parameters pane または Lights pane で
- “Photometric Mode” を On に設定。
(デフォルト) - “Light Geometry” を “Point” 以外に設定。
(今回は “Disc” に設定している) - “Render Emitter” を Off
“Add Iray Ghost Light Factor Property” script を適用(”Display/Rendering/Iray” の下にできる)。
“Iray Ghost Light Factor” を1よりも大きく設定する。
(デフォルト値が1)
こちらのライトでも同じように動作する。